「マンション管理新聞」に福岡県北九州市マンションへのパイプテクター導入事例が掲載

福岡県北九州市の「ダイアパレス八幡中央」では、築15年の時点でNMRパイプテクター(以下、パイプテクター)を導入されました。
その後、設置から19年を経た内視鏡調査において、赤さびによる閉塞率が21.1%〜25.3%改善していることが明らかになりました。

また、設置8年後には配管内部に黒さび化の進行が確認されており、管理組合では「築35年を迎えた現在も閉塞の進行は見られず、良好な状態を維持している」と高く評価されています。
この結果から、今後40年以上にわたって配管の長期延命が見込まれると報告されています。

総会で満場一致により導入を決定

同マンションでは、築12年目に外壁タイルの剥落をきっかけとして大規模修繕工事を実施。
この経験を通じて、建物や設備を長期的に維持するためには、計画的な修繕の重要性が共有されました。

その後、給水配管の内視鏡調査を行ったところ、赤さびの閉塞が予想以上に進行していることが判明。
複数の更生工法を比較検討した結果、総会出席者全員の賛成により、NMRパイプテクターの採用が正式に決定しました。

導入後は、排水管清掃の頻度を「年1回」から「2年に1回」へと見直すことに成功。
築35年を経た現在も大きな配管トラブルは発生しておらず、管理組合による的確な判断が建物の資産価値維持に大きく寄与しています。

設置19年後の再調査でも良好な結果

ダイアパレス八幡中央では、最初の大規模修繕を機に「長期的な維持管理方針」を確立されました。
その後も継続的な点検と修繕を行い、2回目の大規模修繕工事も完了しています。

築35年を迎えた現在も建物全体の状態は非常に良好で、同年代の他マンションと比較しても、管理の行き届いた環境が維持されています。
この安定した状態の背景には、NMRパイプテクターの導入効果が大きく関係しており、今後も建物価値の維持に欠かせない要素として期待されています。

出典:マンション管理新聞(「NMRパイプテクター設置物件訪問」2025年3月25日 第1298号 P.18)